予防接種の予約について
2023年8月より予防接種・健診予約システムUttaro GENKI手帳を導入しネット予約できるようにしています。
以下のバナーよりご予約をお願いします。
デジスマ診療での予防接種・健診予約は終了しますのでご了承ください。
お手数ですが新規登録いただき、乳幼児の方は母子手帳写真を登録していただくと 1日程度で履歴がすべてデータ化されます。
データ化された上でネット予約していただくと 接種履歴や接種間隔が管理され大変スムーズです。
2か月からスタート!
赤ちゃんの予防接種の重要性
赤ちゃんが、生まれた時にお母さんからもらう免疫力は生後6ヶ月頃には無くなってしまいます。さまざまな感染症にかかると、治療が難しく命にかかわることがあります。そのような病気を予防するためにも、生後2ヶ月からワクチン接種を始めましょう。
主なワクチンの種類
0歳から受けるワクチン
Hib(ヒブ)ワクチン
スケジュール
生後2か月~5か月までに3回/1歳をこえてから1回
予防できる病気
Hib感染症(細菌性髄膜炎・咽頭蓋炎)
ヒブは飛沫感染によって感染し、感染すると中耳炎・肺炎を起こすことがあります。まれに脳髄膜や咽頭に炎症を起こし、細菌性髄膜炎は脳に後遺症が残ったり亡くなったりするケースもあります。
小児用肺炎球菌ワクチン
スケジュール
生後2ヵ月~4歳まで接種が可能です(5歳以上6歳未満は任意接種になります)。
4週間隔で3回/生後12~15ヵ月未満に4回目を接種
予防できる病気
肺炎球菌の型による髄膜炎や菌血症、菌血症を伴う肺炎
肺炎球菌による髄膜炎にかかる子どもの半数が0歳代のため、なるべく早く接種しましょう。
B型肝炎ワクチン
スケジュール
1歳になる前に3回接種
生後2ヵ月から4週間隔で2回、3回目は、1回目の接種から20週以上経ってから接種します。
予防できる病気
B型肝炎
B型肝炎は、唾液や体液でも感染すると言われています。また、慢性肝炎になると肝硬変や肝がんなど命にかかわる病気を引き起こすケースもあります。
ロタウイルスワクチン
スケジュール
生後6週から接種できます。
4週間隔で2回または3回 接種
予防できる病気
ロタウイルス胃腸炎
乳児期に感染すると重症化しやすいと言われています。
4種混合ワクチン(DPT-IPV)
3種混合ワクチン(DPT)
2種混合ワクチン(DT)
スケジュール
生後2ヵ月から接種できます。
第1期:3~8週間隔で3回/接種3回目の約1年後に4回目
第2期:11歳から2種混合ワクチンを1回接種
予防できる病気
4種混合ワクチン:ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ
3種混合ワクチン:ジフテリア・百日せき・破傷風
2種混合ワクチン:ジフテリア・破傷風
BCG
スケジュール
接種期間は生後5ヵ月から生後8ヵ月未満
生後11ヵ月までに1回
予防できる病気
結核
結核に対する免疫はお母さんからもらうことができず、生まれたばかりの赤ちゃんにも感染する心配があります。
乳幼児が感染すると、重い後遺症を残す可能性が高い病気です。
生後6か月から毎秋受けるワクチン
インフルエンザワクチン
スケジュール
生後6ヶ月以上12歳まで2回接種/13歳以上は1回接種
10月頃に1回目/1回目から2~4週あけて2回目
予防できる病気
インフルエンザ
インフルエンザワクチンは発症の予防だけでなく、重症化を防ぐことが出来ます。
1歳から受けるワクチン
MR(麻しん風しん混合)ワクチン
スケジュール
第1期:生後12ヶ月~24ヶ月未満に1回
第2期:5~7歳未満で小学校就学前の1年間に1回
予防できる病気
麻しん・風しん
免疫がない場合はほぼ100%発症する病気です。
ワクチン接種を受けずに発症すると死亡するケースもあります。
水痘(みずぼうそう)ワクチン
スケジュール
1歳になったら1回目/1回目から最低3ヶ月以上間隔をあけて2回目
予防できる病気
水ぼうそう
風しんやおたふく風邪より感染力があり、咳やくしゃみで感染します。
発熱や水膨れ、発しんなどの症状があり、重症化する場合もあります。
おたふくかぜワクチン
スケジュール
1歳から1回接種
予防できる病気
おたふくかぜ
おたふくかぜの原因となるウイルスが全身の臓器や神経を侵し、合併症を起こすことがあります。
3歳から受けるワクチン
日本脳炎ワクチン
スケジュール
第1期:生後6ヶ月~90ヶ月未満に3回
第2期:9歳以上13歳未満に1回
予防できる病気
日本脳炎
発症すると20~40%の人が死亡し、命をとりとめても神経の後遺症が残る病気です。
中学1年生から(女子のみ)受けるワクチン
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
スケジュール
中学1年生~高校1年生相当の女子が対象、中学1年生になったら1回接種。
定期接種としては2価、4価のワクチンがあります。
2価:中学1年生の間に、1ヵ月の間隔をおいて2回接種/1回目の接種から6ヵ月あけて1回
4価:中学1年生の間に、2ヵ月の間隔をおいて2回接種/1回目の接種から6ヵ月あけて1回接種
予防できる病気
子宮頸がん
HPVは性交渉により感染します。ウイルスに長く感染することでガンになると考えられます。
シルガード
- 子宮頸がんは早期に発見できれば、命や子宮を守ることのできる病気ですが、就労や結婚、出産、子育てなど、女性にとって大きなライフイベントを迎える時期での発症率が高いため、10代からのHPVワクチン接種による予防と、20歳からは定期的な子宮頸がん検診(2年に1回)を受け早期発見につなげることが非常に重要です。
シルガードは2価、4価、9価がございます。
2023年4月からはシルガードワクチンが定期接種対応となりました。
当院では、新たに子宮頸がんワクチンを接種する方は、シルガードを使用します。
(これまでガーダシルを接種された方は、原則としてガーダシルを継続としています)
初回接種時の年齢が15歳未満であれば、2回の接種で完了とすることができます。
スケジュール
(15歳以上の者に初回接種を行う場合やガーダシルの場合は、これまでどおり3回です)
ワクチン接種のスケジュールや間隔
ワクチンを必要なタイミングで接種し、大切な赤ちゃんを守りましょう。
初めてのワクチン接種での不安点や気になることなどお気軽にご相談ください。
当院で扱うワクチン
たなか小児科アレルギー科では、下記のワクチンを取り扱っております。
予防接種は完全予約制ですので、WEBまたはお電話にてご予約のうえ、ご来院ください。
- B型肝炎
- 肺炎球菌
- ヒブ(Hib)
- 4種混合
- 2種混合(DT)
- ロタ
- BCG
- MR
- 水痘(みずぼうそう)
- おたふく
- 日本脳炎
- HPV
- インフルエンザ
- 子宮頸がん
- 必要に応じてA型肝炎(海外出張の方など)
- 髄膜炎菌
ワクチン接種当日の流れ
1朝の体調チェック
接種当日の朝に赤ちゃんの体調に変化がないか確認してください。(鼻水・咳・うんちの状態など)
体温が37.5℃を超えている場合は予防接種を受けることができないため、事前に体温の確認もお願いします。
2授乳は30分前まで
ロタウイルスなどのワクチンは内服なので、服用後に吐いてしまうとやり直しになる場合があります。そのため授乳は、予約時間の30分前までに済ませてください。
3ご来院
ご来院されたら、受付にて予診票と母子手帳、健康保険証、乳幼児医療証、予防接種券をご提出ください。
4接種後15分ほど待機
接種後の副反応は30分以内に起こりやすいため、院内で15分ほど待機していただきます。15分経っても問題がなければお帰りいただけます。
よくあるご質問
予防接種には何が必要ですか?
当日は、下記の持ち物をご用意ください。
- 予防接種予診票(接種券)
- 母子手帳
- 健康保険証
- 乳幼児医療証
- 現金(任意接種の場合)
その他、おむつや着替え、ビニール袋、ミルクなどがあると安心です。
予診票をなくした場合どうすればいいですか?
予診票は、再交付できます。
再交付した予診票と母子健康手帳をお持ちいただき、予防接種を受けてください。
複数のワクチンを同時に接種できるのですか?
同時接種によるワクチンの有効性や副反応、安全性についても単独接種との差が無いという研究結果が出ています。また、日本小児科学会でも同時接種が推奨されています。
接種後のお風呂やミルクはどうすればいいですか?
赤ちゃんの様子が安定していればお風呂はOKですが、接種箇所をこすらないように気を付けましょう。
ミルクは接種後30分以上たってからあげるようにしてください。赤ちゃんがミルクを嘔吐した場合に、副反応の症状かどうかを見分けるために注意が必要です。
子どもが予防接種後に熱を出したときの対処法は?
ワクチン接種後の発熱は、1日程度で解熱する場合が多いとされています。症状が軽い場合は、様子を見て頂いて構いませんが、熱が長引く場合やアレルギー症状を起こしたことがある場合などは、事前にかかりつけの先生にご相談下さい。